「好きな歌を聞くとストレス解消になるの?」
「歌ってる時自分に素直になれるのはなぜ?」
「歌でストレス発散できるの?」
という人はいませんか?こんにちは、シモンです。
人は生きているだけで何らかのストレスを抱えているのです。
そんなあなたに、歌うことでストレスを解消する効果11選と、わたしが歌うことで、自分に自信を持ち自己肯定感が上がった体験を書いていきます。
また、歌うこと以外によくある悩み事例として、下記の不安や悩み(ストレス)を解決する事例集15選という記事も書いていますので、ぜひ読んで見てね。
歌を歌うことで得られる健康効果11選
カラオケや宴会の余興として歌を披露することがありますね。体験して気分がスッキリしたことはありませんか?実は歌うことはストレスホルモン(注1)を抑える効果があります。
わたしが人前で歌えるようになった体験も踏まえて、歌うことが人にどんな影響を与えるのか見ていきましょう。
共感、一体感を感じられる
カラオケに限らず職場仲間や趣味が共通する友達と、人前で歌うこともあるでしょう。知らない人達の前で歌うのは緊張もしますが、注目され聞いてくれる体験は共感と一体感が得られます。完璧でなく、ありのまま表現して自分が達成感に浸れると「やってよかった」と思いますよ。
自分の感情を表現できる
「好きな歌」「歌い慣れている歌」はストレスなく歌えますね。
歌好きの人なら何曲か「好きな歌」がありますよね。悲しい曲なら哀愁漂う表現を、楽しい歌なら満面の笑みで歌うので、見ている人を感情移入させやすいです。また、歌う方も聞き手の表情で共感されている気持ちになれるので、ますます表現力が鍛えられます。
表情筋を使うので表情が豊かになる
はなし言葉とちがい歌うことは、口を大きく開けて、表情豊かに歌いますね。歌の魅力は、歌詞やリズム、楽曲の世界観があり、曲の世界と今の自分を重ねることで、ふとしたしぐさや無意識な動作が表情に出ることもあります。好きな曲であるほど自分の世界に没頭でき、普段は見せない豊かな表情が体現できます。
適度な緊張感とリラックス効果がある
1人カラオケやドライブ中に歌うことは、気分をリフレッシュさせ心を穏やかにする感情を引き起こします。歌うことは人前で歌って初めて達成感が得られるものです。ステージで歌うことは気が引けるかもしれません。しかし、歌は一人で楽しむこと以上に、誰かと共有して何倍も楽しくなります。歌を通じて程よい緊張感も体験してみてください。
立って歌うことで姿勢が改善される
腹式呼吸に関係しますが、立って歌うのと座って歌うのとでは、おなかに空気を吸い込む量が変わります。肺活量をあまり使わない語るような歌なら良いですが、基本は立って歌う方が姿勢が整い、吐く息の流れが良くなります。日ごろ同じ姿勢でデスクワークをしている人には、良いストレッチになりますね。
自分の世界に没頭できる
基本歌うことは、自分を喜ばせ励ますためにあります。ストレス解消にもなりますが、嬉しい知らせ、悲しい連絡…曲の世界観と今の自分の状況を重ねた時、歌の世界に浸れます。気分により聴く歌は変わりますが、自分の世界に入り込めるぐらい没頭できる楽曲は数えるほどです。衝撃的な経験が大きいほど思い入れのある歌になりますね。好きな楽曲は自分の成長を見守ってくれているようですね。
同じ価値観の人とつながりができる
わたしは歌うことが好きでボイストレーニングスクールに通った経験があります。同じ価値観の人が集まると属性(年齢、性別、職業など)に関係なく人のつながりができます。やはり一人で楽しむより共感してくれる仲間がいると、自分に素直になれます。歌を趣味にすると年齢・性別関係なく幅広く人とのつながりができることは歌の魅力にもなりますね。
睡眠の質が向上する
歌うことは、たくさん息を吸って吐く運動です。運動が苦手な人でも歌うことは、インナーマッスル効果(注2)もあるので、穏やかに睡眠がとれますね。
負の感情が整理される
好きな曲を聴いたり歌ったりすると、ネガティブ感情が整理されストレス軽減に役立ちます。日ごろのストレスを完全には解消できませんが、曲に合わせて声を出すことで心を平穏に保てます。
脳が活性化し記憶力が向上する
ラジオで懐かしい歌やヒットした歌を何度も聴いていると、無意識に思わず口ずさみます。時代を感じさせる歌や思い入れの強い歌がかかると、記憶がよみがえり脳の老化防止にも効果があります。
腹式呼吸を使うので筋力が鍛えられ肺活量も増える
歌うときは肺活量を使うので、お腹から声を出しますね。
音程、リズム、音楽ジャンルにより息を吐くタイミングを考えて歌うので、肺活量が増えおなか周りの筋肉が鍛えられます。カロリー消費もしますのでダイエット効果にもおすすめです。
歌はストレス解消だけでなく自己肯定感も高める3つの要素
歌にはストレス解消だけでなく、一体感、感情表現、歌の世界観への感情移入など自分を素直に表現できる達成感があります。一つのことに集中できるのは、「好き×努力」がなければできません。ボイストレーニングスクールで経験したことを踏まえて自己肯定感を高める3つの要素について書いていきます。
わたしの経験上、自分に合ったスクール講師と巡り合い、第3者からアドバイスをもらったことで、自信と自己肯定感が上がりました。
自分の声を個性と捉え他人と比較しない
自分の声を録音して聞くと「これが自分の声?」って感じることはありませんか?
自分の声に自信がない人、自分の声を理解していない人に多いのですが、骨伝導(注3)が関係しているのです。
「あなたの声が透き通るような綺麗な声」と他人が評価していても、「これが自分の
声?」と本人が判断しているので【自分の声が嫌い】と感じるのです。
自分で聴く声と他人が聞く声が違うことを理解して、自分の声があなたの個性と認識すれば他人の評価は気にとめる必要はないのです。一人一人個性が際立つから一流のアーティストが存在するわけです。自分の声を個性と捉え長所を伸ばすと自己肯定感は上がります。
わたしの経験を書きますね。
わたしもスクールの先生に指導してもらうまで、【自分の声が嫌い】でした。しかし、素直に自分の声で気持ちよく歌っている時の表情や感情豊かな歌声を聞いて、先生から「あなたの声が活かされていて感動しました」と言われました。
自分の声が個性として発揮された瞬間です。
歌は楽しむためにあるものです!周りの人と比較することなく自分の声を個性として伸ばしていきましょうね。
その日その時の感情に合った歌を選ぶ
ストレス解消でカラオケや車中で歌う方も多いと思います。
悲しいことがあった時に明るい歌は歌いづらいですよね。
歌はその時の気持ちに合った曲を選ぶとよいです。
楽しい時は元気の出る歌を歌う |
悲しい時は心に寄り添う歌を歌う |
人は感情に左右されて動く生き物です。
その日その時の感情に合った歌を選曲することで、リラックス効果が得られます。また、感情的、情熱的に歌うことでよりストレス解消の威力が発揮されるのです。例えば次の歌詞を見てみましょう。
あの頃は 何もなくて
それだって 楽しくやったよ
メロディ 泣きながら
僕たちは 幸せを 見つめてたよ
~玉置浩二 メロディ より一部抜粋~
玉置浩二さんのメロディという歌詞です。
特に50歳前後の世代に響く曲ですね。
インターネットがまだ普及していない時代を生きてきた人たちへ、今のように便利な生活はできなかった。それでも若かりし当時は、楽しい思い出が沢山あった。この曲を聴くたびに、懐かしくも新鮮な気持ちになる。
人はストレスを感じたとき、無意識に選ぶ曲を決めています。
人の身体には防衛本能があります。
楽しい時は元気の出る歌を、悲しい時は心に寄り添う歌を無意識に選んで、日々のストレスを解消しようとします。ストレスが全くない状態にするのは難しいですが、歌うことは日常を潤したり、癒したりするのです。
歌を選曲するときは、その日その時の感情に合った歌を選ぶようにしましょう。思いっきり感情を発散させることで、今の自分を肯定できますよ。
歌のパフォーマンスが向上すると達成感が得られる
歌を趣味にする人は2つのタイプに分かれます。
タイプ | 理由 |
①趣味の範囲で満足している人 | 仕事が忙しく他にやることが多いから |
②自分の個性と表現力を身につけたい人 | 自分に自信をつけたいから |
つまり、あなたにとって歌うことが、どれだけ価値があるのか、によってタイプが変わります。
ストレス解消の一つの手段として、歌を取り入れるなら趣味として楽しめます。
わたしの経験を書きますね。
わたしの理由は、「自分の声が嫌い」というコンプレックスがありました。
カラオケで満足できないわたしは、勇気を出してボイストレーニングスクールに通った結果、ライブを体験し自信と達成感を得ました。
手前味噌ですが、わたしは人並み以上に歌うことには自信がありましたが、実際にスクールに通うのは初めての体験で、緊張しましたが思い切って無料体験に申し込みました。
わたしが体験したスクールは次の通りです。
①自分と相性の良い先生を選べる。
②生徒の長所を具体的に見つけ、伸ばす指導をしてくれる
①自分と相性の良い先生を選べる。
- 生徒に寄り添って教える先生
- 熱心に生徒の長所を引き出す先生
- 歌や声にコンプレックスを持つ生徒を解消へ導く先生
②生徒の長所を具体的に見つけ、伸ばす指導をしてくれる。
わたしの担当の先生は、長所(自分がすでに持っている歌の才能)を伸ばしてくれました。具体的には、次の通りです。
- 声量が多く迫力があること。
- ロングトーン(15秒以上声を出し続けられる)ができること。
- ファルセット(裏声)がきれいなこと。
本人は気づかない当たり前のことが、客観的に先生にみてもらうことで、自分の長所がわかりました。
自分の長所を磨くことで、歌のパフォーマンス(表情、目線、しぐさ、身ぶり手ぶり、歌唱力など)が向上し、わたし自身成長しているのがわかりました。ただ、ボイストレーニングに通うと避けて通れない壁があります。
それは、ステージに立ち人前で歌を披露することです!
音楽の特性上、誰かに自分の歌を聞いてほしいと思いますよね。
「自分の声が嫌い」だった日より、スクールの先生の指導のおかげで歌に自信を持ちました。実際にステージに立つと尋常ではない緊張感で頭が真っ白になります。軽くあいさつを済ませ歌い出すと、不思議なことに今まで磨いてきた長所が活かされ、更に観客から絶賛されるのでした。
不特定多数の人たちに、自分の歌を聞いてもらえたことが、自分の声に自信を持たせ、筆舌に尽くしがたい達成感を味わえた瞬間でした。
体験から言えることは次の通りです。
- 自分と相性の良い先生を見つける。
- 自分の長所を見つけ伸ばしてもらう。
- ステージで歌を披露することで達成感を得られた。
- 素晴らしい先生と巡り合い
- 「自分の声が嫌い」だったのが個性としてわかり
- 不特定多数の人前でも自分の声に自信を持てたこと
わたしは歌うことを通じてストレス解消にとどまらず、小さな行動が大きな成果となって、とても贅沢で貴重な時間を過ごせました。
たかが歌、されど歌。趣味だけに満足せず好きなことに全力で努力した結果、多くの嬉しい見返りがありました。
あなたが少しでも歌うことに関心があれば、一歩前に進んでみてはいかがですか。
【経験者は語る】小さな行動が自分を大きく変えた
小学生の頃を思い出してみてください。
- 初めて自転車に乗れたこと
- 初めて文字を書けるようになったこと
- 初めて海を見たこと
- 初めて映画を観たこと
幼いころは、世の中のすべてのことが初めての体験が多く、ときめく日々の連続だったのではないでしょうか?
人は経験を重ねると初めての体験が減るので、感動することに鈍感になり、日々の忙しい毎日に身をゆだねてしまいます。気が付けば最近楽しかったことなど、思い出すことすら困難になるほどに…
- 感動して時間を忘れるほど心を揺さぶられる体験をしたこと。
- 身を切られる苦しい思い出があったこと。
歌は忘れてしまった嬉しい出来事や悲しい経験を、よみがえらせる効果があります。
- 悲しい歌はつらい気持ちを涙で洗い流します。
- 楽しい歌は今の自分を嬉しい気持ちにさせます。
考えているだけでは何も変わりません。面白そうだから「やってみようか」と行動に移せる人だけが、ストレス解消だけでなく違う自分を発見できる可能性だってあります。
あなたの今の環境、年齢に適したストレス解消法の1つに「歌う」ことを取り入れてみませんか?小さなキッカケで構いません。「歌う」喜びを知ってストレス解消と新たな自分を見つけてみてはいかがでしょうか。