こんにちは、シモンです。
日常生活には様々な【音】に溢れています。街を歩けば雑踏に紛れて【歌】が聴こえ、ラジオから【歌】が流れ、ふとした瞬間に心に響く【歌】が印象に残る時があります。
人の記憶は曖昧で、良い歌に巡り会えても忘れてしまうものです。
- あの時聞いた曲ってタイトル何だっけ?
- あ、この歌好きかも!
- 久しぶりに懐かしい曲聴くといいよね!
上記のように、後から考えるとどんな歌か忘れてしまいますよね。
そこで今回は、【歌が人にどんな影響を与えるか】について書いていきます。
また「【体験談】歌う楽しさがあなたを変える」では、わたしのボイトレ体験を踏まえた記事を書いています。気になる人は読んで見てね。
歌は人にどんな影響を与えるのか
歌にはどんな効果があるのか、見ていきましょう。
歌は人の感情に共感してくれる
例えば、歌手が自身の【想いや感情】を歌詞とメロディに乗せて歌という作品にします。歌手自身の感情、経験に基づいて描かれた作品は、カタチは違えど聴く人の悲しい経験や個人の想いに訴えかけるから多くの人に感動を与えます。
「久しぶりに懐かしい曲聴くといいよね!」とか「あ、この歌好きかも!」と思うのは、無意識に過去の経験や日々の出来事に重なるものがあるからです。
誰にも言えない悲しい経験や人には言えない悩みなど、言葉で解決するのが難しいから、歌詞やメロディが今の気持ちに共感してくれる。
- 悲しい時は、悲しみを共有できる歌を聴く
- 嬉しい時は、喜びを人と分かち合える歌を聴く
上記のように、人は感情の浮き沈みにより、聞きたい歌を無意識に選択しているのです。
誰しも理解していると思います。今の感情に重なる歌を聴いたり、歌ったりするのは、人を癒し、楽しませるものだったと!
人前で歌うときや自分の好きな歌を歌う時でも、聴く人にとって初めて聴く曲であっても、共感させるのは歌に力があるからですね。
歌は心をリラックスさせてくれる
日々生活する中で気持ちにリンクする歌を歌うことで、リラックス感を味わうことがありませんか?
毎日、【しなければならないこと】に追われていると、【あなたが素直になれる時間】が無くなりますね。
あまりに忙しすぎて自分を振り返る時間がないと、何が楽しくて生きているのかわからなくなります。言ってしまえば、不安や悩みがない人はいないのではないでしょうか?
ストレスがあるほど頭が疲れます。
そう、
ココロが動いていない状態です。
ストレスで心身ともに疲れているのに歌なんか歌っても、不安や悩みは解決しないと、あなたが勝手に頭だけで考えているのです!
頭で考えることは、ココロが動いていない状態ですね。
根本的な悩みの解決は難しくても、【歌うことはココロが動いている状態】なのでストレスや不安を和らげます。例えば、
- 悲しい時悲しい曲を聴いて大泣きしたら、心が軽くなりませんか?
- ストレスや怒りの感情を、歌うことで心がスッキリしませんか?
大泣きするのも感情を爆発させることです。思いっきり歌うことで肺活量も使い汗もかく、かなりの運動量です。何より感情の赴くままに歌うことは、ストレス発散につながります。
日々のストレスで疲れた時は【歌うこと】(ココロが動いている状態)で、不安や悩みを和らげてみてはいかがですか?
【体験談】歌に表現が出ると自己肯定感が上がる
ここからは、わたしが実際に経験したボイストレーニングスクールに通って自信をつけた体験を書きます。
面倒くさいことが、好きなことになると苦にならなくなる!
ボイストレーニングスクール時代のことを書きます。
わたしは歌うことが好き過ぎて、歌詞を変える・音程を変える・トークを入れるなど、まるでライブしているのかという状況でレッスンを受けていました。また、スクールの先生もライブに参加させるという何ともユニークなレッスンにしました。
そのスクールでは、一般の音楽学校と違い、
あなたは声楽を練習することで、何を目標にしていますか?
と聞かれます。
迷わず、
人前で歌えるような歌い方・声の出し方・表現力などを磨き、独自の世界観を出したい
と答えます。
その目標に合わせてレッスンするのです。個人的にやりたいことが明確は人には、超絶良いスクールでわたしにぴったりでした。
自由なレッスン内容も相まって、自分軸で声楽の世界を切り開くことに、大変興味を持ちました。
毎回わたしは授業で使う歌詞を用意し、時には歌詞を自分で考え・音程を変え、趣味で通っていたのがいつの間にか、趣味の域を超えて学ぶようになります。
教科書通りにマスターしただけでは、上達はしますが人を感動させるには不十分です。自ら学び・考え・行動すると、人の反応(表情)まで気になります。
遊び・趣味が学びに変わると真剣になり、かつ好きでやっているから辛い気持ちが起こらないのです。
例えば
- 次回の楽曲ジャンルは何にしよう
- ライブにはどの歌にしよう
- どんな曲が私の声に合っているか
などを考え、歌詞を用意し、歌の練習をし、レッスンに臨む。
よく先生に言われたのが
自分で楽曲をセットリストにして、毎回歌える
レベルまで練習してくる生徒さん初めてです!
と感激していたのを覚えています。
冷静に考えれば
- どの曲を選曲するか
- 楽曲は何曲にするか
- 今流行りの歌は何か
など、実に面倒くさいことをやっていたと思います。
実際大変な時もありましたが、
自分にできることさえ用意しておけば、レッスン時間を疑問や改善点・良かった点のアドバイスが受けられます。
自信がつくと自己肯定感が高くなる
歌を歌うと自分の存在を認められているような感じになり、【これでいいんだ】と自分に期待します。この一瞬一瞬がとても貴重で贅沢な時間と感じるのです。
歌詞やメロディの世界観が表現力を高めてくれるので、音符の階段を上りマイクに声を乗せれば、独自の世界が色を変えてやってくる。
こんな世界があるのかと錯覚するような気持ちになりますよ。
勘違いでも自己満足でもなく、素直に自分を認めることで自己肯定感が育まれます。
歌が好きな人ほど、自分流で練習したり声の出し方などを研究しますね。
それも大事な要素ですが、やっぱり音楽の専門家に教えてもらうのが一番の近道です。
こんなわたしが
- 歌に自信が持てるのか
- 人前で物おじせず、パフォーマンスができるのか
- いい年をしたおっさんが若い人たちに交じり、通っていいのだろうか
など、挙げれば頭が疲れるくらいマイナス思考が炸裂します。
最終的には連絡し、言われるがまま日程を決められ体験入学することに‥‥(笑)
ほんの些細なきっかけでしたが、体験して本当に良かったです。
今思えば小さなきっかけを行動に移すことで、世界を変えるスモールステップだった。この経験で行動することの素晴らしさがわかります。
入学して初めの頃は自信がないわたしでしたが、根気強く指導してくれ自分が明らかに変われたのを実感しています。
好きなこと・興味を持ったものは、諦めないで継続すること。
体験してわかります、1年前の自分と1年後の自分。
行動したからこそ自信に満ちた自分に変われたんだと!
好きなことに没頭すると趣味の領域を超える
歌は自己満足やリラックス効果を期待してするものだと思います。
ただ好きすぎる場合、
- 自己成長のキッカケになる
- 自分の表現力を披露できる
- 人を感動させたい・注目されたい
など、
登山を例にしましょうか。
- 1合目まで登ると麓(ふもと)にいた景色と少し違った景色が見えます。
- 2合目まで登ると1合目では見られない景色が見えるかもしれません。
- 3合目まで登ると麓(ふもと)では全く想像できない景色があるかもしれません。
趣味が高じて夢中になると人は新しい世界を見たくなるものです。
好きなことに没頭すると、とっても面倒なことも苦にならず、ものすごい集中力が生まれます。
歌を学び・声を鍛え・楽曲の研究と、冷静に考えればやることが多いのですが、歌えるまでのプロセスを楽しむことができます。
全ての過程を楽しめるのは、趣味の領域を超えた人生を謳歌するに等しい。
わたしは趣味が【歌】だったのですが、
何か一つ夢中になれる趣味があれば、あなたの人生変われるかもしれませんよ!
人前に出ると、性格が内気で声も震え、言葉もろくに出てこないわたしが、実はスクールに連絡するのもためらいました。